Pt900/K18 コンビカラー ダイヤモンドリング

亡くなられたご家族の方がお持ちだったジュエリーを使い、1つのリングを作ってほしい、というご依頼でした。
ダイヤモンドとK18の部分はご家族のリングを、プラチナの部分にはお二人の結婚指輪を溶かして使いました。

金の幅の広いリングの間に、斜めに配置されたプラチナの帯がダイヤモンドを繋ぐようなデザインです。
リングの外側はさらさらのつや消しテクスチャーを施すことで、ダイヤの光とのコントラストをつけています。

毎日着けられるよう、リングの内側はできるだけなめらかに。
幅の広いリングでも内側を丸く仕上げておくと、圧迫感なく着けることができます。

シンプルなリングながら、亡くなった方の思い出を毎日身に着けるための特別なリングです。
カスタムオーダーはお客様それぞれのお話を伺いながら、ゆっくり、丁寧に進めます。
すでに出来上がっているものを買うよりずっと手間のかかることではありますが、時間をかけるからこそよいことも時にはあるのかもしれません。
このジュエリーをつけることで、お客様の心が少しでも癒されることを願っています。